投資はギャンブルかギャンブルでは無いか

はじめに・コラム

嫁が株はギャンブルと同じだから、ギャンブルで損したお金はあなたが趣味で使ったのと同じというんですよ。

先輩は、お金を増やすのが目的で、株をギャンブルとして楽しもうとしてやった訳では無いですよね?

もちろん、普段から生活費が足らない足らないといって不平不満を言っているから副収入として増やしたかっただけなんだけど。

先輩は、株の勉強はどれくらいしてから株を購入しました?

Youtubeの予想動画を毎日1動画以上見て、30動画は見てから市場動向をよく理解して購入したんだけど。

先輩はテクニカル分析はやっていないのですか?

なんか難しそうでちゃんと勉強したことはないね。

 

人の予想を鵜呑みにしてるだけでは、損をしても仕方ないですね。

今回は、LIQUID BLOCKS の試用もかねてコント形式で初めて見ました。コントさせるには便利なツールで助かります。

最初に必要な会話数の分画像入れておかないと誤動作するっぽいので、今後に期待です。(あと猫画像に差し替えたかった。)

ギャンブルと投資は同じか否か

話を戻して、株式世界でよくつかわれるジョーク(おやじギャグ)名言として「予想はよそう」「予想は嘘よ」というのがありますが、ファンダメンタル分析は当たる時もあれば当たらない時もある、まさにギャンブルです。

ではギャンブルと投資は同じなのでしょうか?

私の答えはもちろん「いいえ(No)」です。

では、何が違うのでしょうか?

ギャンブルと投資の違いは、大きく分類するとこの2点に集約されます。

1.平均値を取れれば必ず儲かる

①人口の増加(市場規模拡大)と技術の発展(価値の向上)により全体平均の株価は右肩上がりに上がり続けています。大きな事件による大暴落や金融サイクルによる暴落を挟みながらも、最終的には株価の平均値は上がり続けています。

②株式も売買手数料はかかりますが、競馬やパチンコなどのギャンブルのように、胴元が大きな利益を取るのでは無く殆どの利益は株主に還元されます。

「全体規模拡大」「仲介手数料が良心的」ということで平均値としては勝てるはずの世界なのです。

2.世の中に必要なものである

①競馬・パチンコ・競艇・競輪などのギャンブルは世の中に無かった場合、それらの業務に直接関与している人は困りますが世の中は回ります。ですが、投資が存在しない場合は、現在ほとんどの会社は株式会社であるように、資本を投資してくれる人が無ければ、今のような速度で経済発展をさせる事は難しい状況です。

②多くの人が投資に関わる事で、資金を必要としている企業に適切に資金が貸し出され、より豊かな生活が生み出されます。

株式会社が存在している以上、投資家は欠かせない存在です。

以上のことから、投資はギャンブルでは無いと言えます。ただ注意してほしいのは、扱い方次第ではギャンブルにもなりえるという事です。

投資の扱い方について

昔はこれから価値があがるであろう会社に投資を行い、価値が上がったら株を売却する事で利益を得る事しかできませんでした。

そこから信用取引というものが誕生して、取引所に株を借りて先に株を売った事にして、株価が下がったら買った事にするという取引で価値が下がっても利益を得る仕組みができました。

現在ではETFやCFDなどさまざまな形態の取引方法が存在するため、信用取引(一時的借金)をせずに株価が下がっても利益を得られるようになっており、上がるか下がるかの予想があたれば、どんな局面でも資産を増やせるマネーゲームのような仕組みができあがっています。
便利になった反面で、実際の資金の流れや価格がどのように上下しているのかが複雑化して見えづらく側面もあります。

レバレッジと一言で言っても、投資信託のレバレッジとCFDのレバレッジは別物です。どちらも資金の数倍の利益/損益になるのは同じですが、CFDでは逓減(下落が連続して元指数よりも対象の価値が低くなること)・逓増(上昇が連続して元指数よりも対象の価値が高くなること)はありません。CFDではその代わりにロスカット価格が決められていて、勝手にロスカットされてしまうので、ロスカットされてしまうと再度購入しなおす手数料が発生します。

要は便利なものでも、長所と短所はあって、大きな利益に繋がる可能性もあれば、使い方を誤ると危険という事です。

投資をギャンブルにしないための工夫

本当に確実に稼げる手法があるのであれば、他の人を巻き込まずに自身の資産をレバレッジをかけて一気に増やせばよいだけなので、確実に稼げる手法は、そう簡単に教えてもらえるものではありません。

銘柄や、投資資金を動かすスパン(本人の我慢強さ)によっても向き不向きな手法はあると思いますので、安定して利益を上げるためには、自身で検証した勝率が高い手法を、更に深い視点を取り入れて、勝率の精度を上げる事が大切です。

もし、確実に勝てる手法があるとすれば、本人の性格による向き不向きを完全に解消するには、システムトレード(自動売買)できるツールを作成する事が最終目標になるかもしれません。

勝率が高い手法を確立する事も大切ですが、資金管理もできていなければ資産を安定して増やす事はできません。10回すべてに全資産を賭けるような、(私が昔よくやっていた)ずさんな資金管理をやっていると必ず大きな損をします。適切に時間軸の分散投資をやっていれば10回やって6回勝てるなら、最終的には利益となります。肝心なのは確実では無いにしても、過去の実績から作られた計算式から確立的に判断を行いフィフティ・フィフティの戦いを少しでも有利に進めることです。

株で大きな損をした人は株はお金持ちしか勝てないギャンブルだと言いますが、それはその人の株の扱い方がギャンブルであるという事です。必ず勝てるものでは無いですが、平均値を取れるように、50%を超える優位性を取れるように工夫して資産形成に役立てましょう。

 

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