時間軸の考え方は、各手法に記載していますが、すべての手法に共通して、応用できる話なので、ここにまとめます。
当然ですが、秒足が分足を作り、分足が時間足を作り、時間足が日足を作っています。実力あるYoutuberや投資家がいう事がなぜ異なるかはどの時間軸で取引するかが違うからです。
トレードスタイルで記載した通り、以下が目安となります。
トレードスタイル | 上位足 | 下位足 | ||||
スキャルピングトレード | 1時間足、30分足、15分足 | 5分足、1分足 | ||||
デイトレード | 日足、4時間足、1時間足 | 30分足、15分足、5分足 | ||||
スイングトレード | 週足、日足 | 4時間足、1時間足 | ||||
長期トレード | 月足、週足 | 日足 |
実際は、自身の手法が、どの時間軸で有効に機能しているか、判断して使い分けるのが良いと思います。
スキャルピングトレーダーは数秒から、数分で決済するので時間足レベルでは株価に影響を与えません。
デイトレーダーは1日以内には決済するので、日足レベルでは株価に影響を与えません。
スイングトレーダーは、ほぼ1月以内には決済するので、月足レベルでは株価に影響を与えません。
機関投資家も、1月以内に成果を出す必要があるので、月足レベルでは株価に影響を与えないと考えられます。
長期トレードは、ほぼホールドなので、株価に影響は与えません。
その結果、長期足ほど信頼性は高く、年単位では月足の方向に株価は推移します。
足の種類 | 信頼性 |
月足 | 特大 |
週足 | 大 |
日足 | 中 |
時間足 | 小 |
秒足 | 無 |
短期で損をした場合は、長期足と同じ方向であれば、塩漬けしても復活できる可能性はありますが、長期足も反対方向であれば、傷が大きくなる前に損切をしてしまった方が良い事になります。
例えば、MACDで説明すると、月足が「買い」、週足「買い」であれば1週間以上ホールドして、利益を上げる人は「買い」が正解となります。
上位足が反対方向だとしても日足が「売り」で時間足が「売り」であれば1日以内に決済する場合は、「売り」が正解となる可能性が高いです。
ただし、上位足と反対方向のトレードをする場合は、株価が予想と反対方向に動いた場合は、損切設定をしっかりしておかないと取り返しがつかない事になるリスクがあるので注意が必要です。
上位足と同じ方向で、株価が予想と反対方向に動いた場合は、新たな損切ラインを決めて、そこまではあきらめずホールドするのも、良い手だと思います。
理由としては、逆方向の流れに乗ろうとした瞬間、株価も反対方向に流れて株価が動いていないのに、自分だけ倍額損をする可能性が高いからです。
一番良いのは、最初の段階で、リスク許容度に合わせた損切ラインを決めたらその値で、その日は決済してしまう事です。
その後、株価が戻ってきて、結果的に利益を取り逃したとしても、1度に大損するよりは、確実に結果を残せることが多いです。
基本的に、大きく利益を狙う日は、大きく損をする日で、その日に負けたとしても小さな損であれば、結果的に次のチャンスで取れば良いだけです。