まえがき
・11月第4金曜日にTreadingVewのブラックフライデーセールが開催され、1年に1回のチャンスなのでトレーダーの方はTreadingVewの再契約をされていると思います。年に1度だと、どういった差があるのか忘れてしまいがちですので備忘録として記録を残したいと思い、この記事を掲載しております。
・色々なサイトの情報から自分なりに整理して情報を掲載しております。また、年に1回ページを更新して最新の状態を保てるように気を付けます(本サイトは2023年11月24日に記載)。
・本サイトがどのプランにするか迷われている方の参考になれば幸いです!
TreadingViewとは
・TreadingViewは株価の分析ツールです。豊富なテクニカル分析のインジゲータや、オリジナルインジゲータの作成機能など、投資家にとって欠かせない機能がそろった素晴らしいツールで、具体的に以下のような機能を持っています。
・機能の詳細の説明は本家サイトを参考にして下さい。
チャート分析
・自身で作成したものも含め豊富なテクニカル分析のインジゲータをチャート上に表示させて、チャート分析をする事ができます。
・また相関のある複数のチャートを同じ画面に表示させたり、マイナスを付けて反転させて表示させたりすることもできます。
シュミレーション
・テクニカル分析インジゲーター通りに売買した場合の、勝率、ドローダウン(最大損失率)、金額の増減などを即時に出す事ができます。また、自身で作成したインジゲーターが期待通りに動作するのか開始・終了点を決めてバックテストをする事もできます。
アラート機能
・自身で作成したインジゲーターの売り買いサインや、特定価格でのアラートを指定したメール宛てに通知する事ができます。
プランの違いについて
・TradingViewは無料でも十分な機能を使えます。ただし、有料には有料にするだけのメリットもありますので、その違いを解説します。
価格の違い
・機能について説明する前に、一番気になる価格の説明から始めます。無料も含めた4つのプラン(※プロプランも含めると7個ですが、非常に高額で一般の方には関係が無いので説明を割愛させて頂きます。)があり、それぞれ月額や年額は以下の通りとなっています。また、1年に1回ブラックフライデーセールをやっており、そのタイミングで更新する事で非常に価格を抑える事ができます。
・TradingViewでは例年、米国のブラックフライデー(11月第4金曜日)が開催される日とその前の4日間がブラックフライデーセール期間となります。 TradingView公式サイトではオファー開始までのカウントダウンが刻まれており、 2023年は11月20日(月)の17:00から24日の17:00まででした。
プラン | 月額 | 年額 | ブラックフライデー価格 | |
13か月(1月無料) | 1月換算 | |||
Basic | 0$ | |||
Essential | 14.95$ | 155.4$ | 126$ | 9.69 |
Plus | 29.95$ | 299.4$ | 216$ | 16.62 |
Premium | 59.95$ | 599.4$ | 217$ | 16.69 |
ブラックフライデーを利用する前提で考えると、価格が近いPlusとPremiumなら、Premiumを選んだ方が良いように思えます。投資でどれぐらい1年で稼いでいるかによって、適切なプランを決めればよいと思いますが、筆者はPremiumを選択して1年経ちましたが、ほとんどの機能を使う事ができなかったので、まずはBasic(無料)からでも良いと思います。
機能数の違い
・機能数としては、以下のような違いがあります。無料版の不便さを解消してくれるものが多いので、自身の利用状況に合わせて選ぶのが良いと思います。
機能 | Basic | Essential | Plus | Premium |
表示可能チャート数 | 1 | 2 | 4 | 8 |
レイアウトの保存数 | 1 | 5 | 10 | ∞ |
インジ組合せ数 | 1 | 1 | 9 | 24 |
インジ表示数 | 3 | 5 | 10 | 25 |
アラート数 | 1 | 20 | 100 | 400 |
インジ保存数 | 1 | ∞ | ∞ | ∞ |
ウォッチリスト | 1 | ∞ | ∞ | ∞ |
同時アクセス端末数 | 1 | 1 | 2 | 5 |
過去財務データ | 5年 | 15年 | 15年 | 15年 |
サポート | 無し | 有り | 優先 | 最優先 |
解放される機能の違い
・「②機能数の違い」だけでなく、有料版では多くの機能が解放されます。解放というのは、そのプランだけでなく、そのプラン以上であれば利用可能という事です。チャートデータのエクスポートや、秒速やアラート時間の無期限化など、魅力的な機能が解放されるので、ある程度稼げるトレーダーなら、有料版にする価値はあると思います。沢山の機能があるため、ここが一番分かり難いところだと思います。
・ここに挙げた機能だけでもネット上にまとまった情報が無いものが多かったですが、調べてわかった範囲で追記していこうと思います。ちゃんと調べていない機能については取り急ぎ説明は空白のままで記載させてもらい、後ほど追記する予定です。
・毎年機能と対応するプランが見直されているため、本記事も定期的にメンテナンスするつもりですが、最新の情報についてはセールの下に表示されている文字などを参考にして下さい。
①Essential
機能名 | 機能の説明 | ||||||||
広告なし | 煩わしい広告から解放されます。 | ||||||||
カスタム時間足 | デフォルトの時間足以外を追加する機能です。 | ||||||||
カスタムレンジバー | レンジバーを追加する機能だと思われます。確認できたら情報追記予定です。 | ||||||||
出来高プロファイル | 決められた期間内での特定の価格帯の取引状況を示す高度なチャートインジケーターです。 | ||||||||
webhook通知 | アラートがトリガーされる度に特定のURLにPOSTリクエストを送信する事ができます。Webhookの機能はアラート作成時または編集時に有効にすることができます。 | ||||||||
スクリーナー自動更新 | スクリーナーを1分、5分、10分といったタイマーを設定で自動更新する機能です。 | ||||||||
高速データー更新 | チャートの更新速度が速くなる?一部の銘柄は個別に追加料金を払わないとリアルタイム更新とならないのでおまけ程度かも。 | ||||||||
タイム・プライス・オポチュニティ | |||||||||
バーリプレイ | |||||||||
顧客サポート | Pineスクリプトなどが想定通り動かない場合など、心強い窓口です。 |
②Plus
機能名 | 機能の説明 | ||||||||
チャットルーム作成 | |||||||||
スプレッドチャート | |||||||||
チャートデータのエクスポート | チャートデータをCSV出力できます。これによりエクセルなどの他の機能でも分析する事ができます。 | ||||||||
特殊なチャート | イントラデイ、練行足、カギ足、ラインブレイクなど今まで機関投資家といった一部の人しかアクセスできなかったチャートも簡単に利用できるようになります。 |
③Premium
機能名 | 機能の説明 | ||||||||
秒足 | 作成したインジゲータなどを表示させながらスキャルピングトレードをする際には欲しい機能となります。実績あるインジゲータを作成したからの利用でも良いと思います。 | ||||||||
招待専用のインジケーター | 自身で作成したインジゲーターを共有/配布できます。許可設定で商用利用などしている方もいます。 | ||||||||
自動チャートパターン | |||||||||
アラート機能強化 | 秒足のアラート設定と期限無しのアラート設定 |
チャートデータのエクスポート機能
・チャートデータをCSV出力する事で、他のツールでローカル環境の分析を行う事ができます。
・やり方は、画面右上の ^ 印から「チャートデータのエクスポート…」を選択します。
・注意点としてTimeは変換しないと正しく表示できませんので以下のように数式を入れて変換します。
=(対象セル+32400)/86400+25569
・期間はチャートに表示されている期間しかダウンロードできないので、広い期間のデータを取る時は全体を表示させてからエクスポートする必要があります。
カスタム時間足
・デフォルトでは時間軸は1分、3分、5分、15分、30分、45分、1時間、2時間、3時間、4時間、1日、1週間、1か月を表示する事ができます。これだけでも十分ですが、例えば5時間足のグラフを表示したいという場合は、以下のように設定します。
チャートの左上の銘柄の横にある時間軸足をダブルクリックして、一覧が表示されます。
ここで5時間を入力する事で5時間足が表示されます。取引する銘柄やトレードスタイルによって一番適切な時間軸は変わってきますので、上級トレーダーには欲しい機能だと思います。
まとめ
・TradingViewには無料も含めた4つのプランが存在する
・無料(Basic)プランでも十分な機能があり、すべてを使いこなすにはそれなりの知識が必要となるため、初心者は無料プランから始めるのがお勧め。
・年1回のブラックフライデーセールを利用する事で費用を大幅に抑える事ができる。
・広告や機能制限の煩わしさから解放されるだけでなく、プロトレーダーに必要な多くの機能が解放されるため、投資資金が大きい人や投資で十分な利益を得ている人はPremiumプランがお勧め。
・プラン毎の機能の設定は毎年調整が入るため、最新の情報を本家サイトで確認する。
参考URL
・プランの比較について